
このページでは,数多くあるパンテオン信仰の内,マルチにおいて有用な信仰のみを評価しています.
たくさんあってどれを選べばわからない場合などに参考にしてください.
・宗教創始する場合
大地の女神:アピールが素敵以上のタイルから信仰力+1
環状列石:採石場から信仰力+2
偶像:高級資源とボーナス資源を扱う鉱山から信仰力+2
オーロラのダンス:聖地区域は隣接するツンドラタイルから1タイルごとに信仰力+1を得る
砂漠の言い伝え:聖地区域は隣接する砂漠タイルから1タイルごとに信仰力+1を得る
宗教を創始する場合は,まず『大地の女神』を狙うといいでしょう.アピールを高める地形は多く,ほとんどの立地で信仰力を生み出します.聖地をたくさん立てなくても,十分な信仰力を生み出すのでとてもコスパがいいです.特に,創始することに意味はあるが信仰力自体にほとんど補正のない,スペインやクメールなどは狙うといいでしょう.もちろんロシアやインドネシアなどの信仰力お化けが取っても強い.
次に,『環状列石』と『偶像』は共に,優秀な改善施設である採石場と鉱山から信仰力が出る信仰である.採石場はまとまって出やすい石材や,大理石,石膏を改善可能である.『偶像』の対象の鉱山は,銅,ダイヤモンド,銀,塩,翡翠,水銀である.
まとまった数があるならば,聖地を多く建てなくても信仰力が出るので狙うといいでしょう.
また,『オーロラのダンス』や『砂漠の言い伝え』は,ツンドラや砂漠といった不毛な立地に囲まれ,まともな立地がない場合に取るといいでしょう.まともに都市出ししても勝てない状況でも,宗教による内政の補助や宗教勝利への可能性が生まれる.熱帯雨林バージョンの『聖なる道』もあるが,これを有効活用できるならば立地は悪くなく,聖地を立てるぐらいならキャンパスを立てた方がいいです.
・適切な立地なら狙うべき
蒼天の神:牧草地から文化力+1
口伝:バナナ,柑橘果物,綿,染料,絹,香辛料,砂糖のプランテーションから文化力+1
葦と湿原の貴婦人:湿原,オアシス,氾濫原から生産力+1
海の神:漁船から生産力+1
文化を稼ぐ効率のいい手段がモニュメントぐらいしかないCiv6では,優秀な改善である牧草地やプランテーションから文化の出る,『蒼天の神』や『口伝』は非常に強い.対象の資源がまとまって存在するならばぜひ狙うべきである.
次に,『葦と湿原の貴婦人』と『海の神』は,両者とも食料は豊富でもハンマーがまともに出ない,氾濫原や沿岸立地では必須レベルのパンテオンである.これをとらなければ内政が非常に遅れてしまうだろう.
・立地に関係なく強い
炉の神:太古と古典時代の軍事ユニットを生産する時に生産力に+25%のボーナス
都市の守護女神:専門区域がない都市は、区域を建設する時に生産力に+25%のボーナス
この2つは立地や文明に関係なく強いパンテオンである.特に『炉の神』は,剣士・騎士ラッシュをするときは言うまでもなく,それ以外でもマルチでは防衛戦力も重要なため必ず有効活用できる.『都市の守護女神』は,ボーナスは最初の区域のみだが,マルチにおいて1つの都市で多くの区域を立てることはあまりないので,特にデメリットにはならないだろう.
・特殊な状況では強い
狩の女神:キャンプから食料+1
癒しの神:聖地区域とそれに隣接するタイルにて回復を行う味方ユニットのHPが通常よりも30多く回復する
まず『狩の女神』だが,通常の立地では食料はハンマーほど重要ではなく,1増えただけでは大きな効果は感じにくいだろう.
しかし,食料の不足するツンドラで沸きやすい鹿から食糧が出るので,まとまった数があるならば狙うのもありだろう.しかし,ロシア以外の文明は,ツンドラに都市を立てるくらいなら,少し移動してでも別の土地に建てた方がいいと言える.
次に,『癒しの神』を有効活用しようと思ったら,聖地の建築コストが低い日本やロシアが候補に挙がる.特に日本は兵営もコストが半分であり,防壁付きの兵営と合わせて守りに特化した布陣を敷くことができる.川なども有効活用すれば,まず突破不可能だろう.対してロシアは,領土の広さから都市間隔は広くなりがちで有効活用しづらく,序盤から信仰力がでるのでもっといいパンテオンを取得可能だろう.また,守りに特化して生き残ることはできても,勝利することは困難である.役割分担が有効なチーム戦において,日本かつ最前線ならば狙ってみるのもいいだろう.
・他に選択肢がなければ取る
職人の神:戦略資源を扱う鉱山から生産力+1
宗教的植民地:国境の拡張速度が15%上昇する
豊穣の儀式:都市の成長率が10%上昇する